アイヴァゾフスキーとの出会い

オデッサやキエフで美術館巡りをしました。その中で一番印象に残ったのがこちらの美術館。

Одеський художній музей

(Odesa Fine Arts Museum)

1988年に建てられた宮殿にあるこの美術館は冬なのもあってか外観がとても古めかしくて2回ほど前を通り過ぎてしまいました。あまり期待せずに中へ入ってみると、、、あれ？

なんと、あのイヴァン・アイヴァゾフスキーの作品の部屋が！あまりの美しさに言葉を失いました。アイヴァゾフスキーは日本ではあまり知られていませんがロシアを代表する画家の一人で海をモチーフにした風景画を数多く残しています。彼の作品をオススメされて以来、いつか見たいと思っていたのです。

私は、彼の描く空と海のグラデーションに魅せられました。モスクワのトレチャコフ美術館やサンクトペテルブルクのロシア美術館にも彼の作品が展示されています。

美術館内の撮影は問題ありませんが、私たち以外誰もいなかったので美術館の係の方にずっと監視されているようで少し気まずかったです。笑

この広間には、冬の間クリスマスツリーが飾られるみたい。館内のあらゆる壁に大小様々な絵が飾られています。

かわいい兄妹が描かれた作品のタイトルは『ターニャ、まばたきしないで！』絵の中から声が聞こえてきそう。

世界有数の美術館と比べたら小さくて少しごちゃごちゃで…それでも「美術に酔いしれる」ってこういうことか！と思える素敵な場所です。

オデッサへ行く機会がありましたらぜひ立ち寄ってみてください。

https://www.ofam.org.ua/en/main